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マイホームを欠陥住宅にしないために

欠陥を未然に防ぐポイントとは
テレビや新聞で話題になっている「欠陥住宅」。ここ数年の被害により「住宅の品質確保促進法」が施行されたり、さまざまな制度が整備されています。一生住んでいく家を安心できる建物にするために、契約時からポイントを押さえて実践することで、欠陥を未然に防ぐようにしましょう。

調査と契約を確認する
マイホームを建てるときにしておいたほうがよい調査をまとめています。

依頼先を選ぶ時のポイント
たとえ営業担当者の対応やプランが気に入っていたとしても、実際に家を建てるのは、施工会社の職人さんです。可能であれば、その会社で家を建てた人に話を聞くようにしましょう。また、実際に職人さんの作業風景を見たり、材料の置かれ方やゴミの処理、工事用車の停め方などから、工事の姿勢を伺うこともできます。さらに住宅性能保証制度を利用したい場合には、住宅保証機構に登録している会社かどうかも確認しましょう。

地盤調査を行おう
家を建てるための地盤が弱いと、家が傾き、基礎のコンクリートや外壁に亀裂が入ったり、建具の開け閉めがスムーズにできないようになることもあります。このような事態を避けるためには、敷地調査を行う同時期にスウェーデン式サウンディング調査などの方法で、地盤調査をするようにしましょう。もし、調査の結果で地盤が弱いことが分かったら、フーチング(底板)を大きくしたり、基礎全面に鉄筋コンクリートを打つ「ベタ基礎」や深く杭打ちを行うなど、適度に応じて補強を行います。新築だけでなく、建て替えの場合も地盤調査を行うことで安心して工事に入ることができます。

書類の確認をしよう
施主が請負会社に工事を発注する際に交わす「工事請負契約書」に工事費や設計の詳細を明記して契約することにより、家づくりの契約が成立します。実は、この書類にも十分配慮する必要があるのです。欠陥住宅がつくられた実例では、施主がこの契約書の内容を十分に確認せず契約を交わしたことから、トラブルが起きてしまったということも少なくありません。契約書に捺印する前には必ず内容を確認しましょう。納得できない場合や不備があった場合には、修正を要求しましょう。
スケジュール
・施主から工事の中止を申し入れることが可能か
・工事延長の際、損害賠償についてどのようになっているか
・監理者の責任がどのようになっているか
・設計図書から間取りや建物の構造の確認。さらに配線や配管の確認
・材料名や商品名、単価や数量の確認 など

第三者に協力を依頼しよう
マイホームを建てるために専門的な知識がなくても、住宅の性能が比較できる制度があります。

住宅性能表示制度を利用する
住宅性能表示制度とは「住宅の品質確保の促進等に関する法律(品確法)」に基づいてできた任意の評価制度です。住宅の性能を大きく9つ項目に分け、それぞれの性能について国が定めた統一の基準で評価を行い、その結果を等級やパーセンテージで表示します。設計段階と建設段階の2種類があり、建設評価を希望した場合には、基礎配筋工事完了後と躯体工事完了後、下地張り直前工事完了後、竣工時の計4回の検査が行われます。建設住宅性能評価書が交付された場合には、入居後に欠陥や不具合が発見された場合、指定住宅紛争処理機関に紛争処理を申請することができます。
住宅性能表示基準:9項目
・構造の安定
・火災時の安全
・劣化の軽減
・維持管理への配慮
・温熱環境
・空気環境
・光、視環境
・音環境
・高齢者等への配慮

住宅性能保証制度を利用する
品確法の施行によって、基本構造部に関して10年間の保証が義務化されましたが、不誠実な依頼先であれば、対応してもらえないということになりかねません。そこで、住宅保証機構に登録している住宅メーカーや工務店が、この保証を利用して建てた家に対して、構造上必要な部分についての10年保証と、それ以外の設備不良などに関して短期保証を行う「住宅性能保証制度」があります。この制度では、保証機構が登録業者を保険金で補助するため、施主は登録業者から10年間無料で保証を受けることができます。仮に会社が倒産した場合でも、補修費用の95%までは保証してもらうことができます。工事検査は基礎配筋工事完了時と屋根工事完了時の2回です。登録料金は施工会社によって異なるので、問い合わせてみてください。

工事現場を自分で確認しよう
実際に、マイホームを建てている現場を見に行ってみましょう。自分の目で確かめることも大事です。

基礎工事
家をしっかりと支えるために行うのが基礎工事です。まずは地面を掘る作業から始まり、突き固めて鉄筋を組んだ後に型枠をつくってコンクリートを流します。コンクリートが固まったら型枠を外して工事終了です。特に配筋は、コンクリートが流されてしまうと確認することができないので、工程表で確認しておきましょう。また、完成した基礎から突き出ているアンカーボルトの位置も設計図と照らし合わせて確認しましょう。

構造を確認する
住宅が完成すると見えなくなってしまう箇所なだけに、しっかり確認しておきたいのが骨組み工事です。まずは土台のアンカーボルトの締め具合や、柱を基礎に固定するホールダウン金物の取り付けや筋交いが所定の位置にあるかなど、設計図と照らし合わせながら確認しましょう。たとえ補強金具がたくさん取り付けられていたとしても、正しく使われたり、しっかりと留められていなければ意味はありません。入念なチェックを心掛けるようにしましょう。


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